不正咬合(出っ歯、受け口、乱杭歯、八重歯など・・・)を装置を用い、歯を動かすことによって治します。きれいな歯並びで笑顔を、正しい噛みあわせでよい食生活を、また虫歯・歯周病予防にもつながります。
顔立ちが人によって異なるように、歯の配列や噛み合わせも人によって異なっています。そんな中、歯の配列が良く噛み合わせも整っているものを正常咬合、そうでないものを不正咬合と呼びます。
▲叢生 | ▲上顎前突 |
▲反対咬合 | ▲開口 |
不正咬合の原因は先天的因子と後天的因子からなります。先天的因子はやむをえませんが、後天的因子に関してはちょっとした意識のもちようで阻止できるかも分かりません。以下にちょっとしたアドバイスをまとめてみました。
矯正治療は顎顔面の成長発育期に行う一期治療と、それ以降に行う二期治療とに分けられます。
分かりやすく言うと、一期治療は4歳頃~小学校高学年頃まで、二期治療は中学生以降~成人となります。
一期治療の目的は一言でいうと軌道修正です。つまり、発育期において排除するべき問題点を取り除き、最小限の介入によって正常もしくはそれに近い発育へと導く治療と考えています。
放置した場合の悪化度が大きいと予想される場合ほど早期に治療することが望ましいです。成長の終了を待って治療することも可能ですが、治療が大掛かりになり、抜歯ケースや外科手術併用となる確率が高くなります。
二期治療は、一期治療で残された問題点を、歯の移動によって解決する治療です。
歯並びを良くすることは、単に審美的な要因だけでなく、将来むし歯や歯周病に罹患するリスクを軽減したり、また治療になってしまった場合でも、歯列不正があるかないか、もしくは軽度なのか重度なのかで治療の難易度が大きく変わることもあります。
年齢、症状等によって使用する装置、期間、費用は様々です。